会報第191号 テキスト版

2005.08


恒例!
うだる暑さを乗り切る飲み会(8.27)
今年も焼き肉で
ほんとに今年は、うだる暑さですね。こないだは堺市で38度を超えたとか。もはや大阪は人間の住む環境ではなくなってきているようです。まあ、そんな愚痴をこぼしていても仕方ありませんので、冷たいものでも飲みながら焼き肉で力を付けましょう。会場は昨年と同じところです。

◇日 時 8月27日(土曜日)午後6時30分、店に直接集合
◇場 所 「ワンカルビ狭山店」(大阪狭山市半田6丁目1197)
     ※狭山池南東側。浦之庄交差点から西寄りです。バス停留所は近くに「北     村」があります。
※なお、人数が多い場合は予約しますので、出席はあらかじめ森会長あて連絡してください。

5月に大阪狭山市で8N3KAN特別局を運用しました
 前号でご案内のとおり、8N3KAN(関西アマチュア無線活性化月間特別局)の移動運用を、5月にZCRと合同で行いました。大阪狭山市大野西の特設会場には、ゴールデンウィーク後半とあって、7日には8人が集い597QSO、8日には11人が284QSO、延べ19人が885QSOをこなしました。
 会場は、以前に記念局の運用をした地点よりも西へ行ったところで、高さも結構あり、近くでは携帯電話のアンテナ設置工事も行われているほどのロケーション。7日は朝から雨で運用が危ぶまれましたが、絶妙の雨上がりとともにVU,HFのアンテナを設置、7MHzや50MHzを中心にQSOが始まりました。
 FBなロケーションであったため風通しがよく、夕刻には日中の暖かさとは裏腹に寒くなってきましたが持ち前のバイタリティで、できるだけ多くの局にサービスしました。翌8日はFBなWXにも恵まれ、7日より多く集まってこのイベントを楽しみました。
 この両日以外でも前後に2日間運用を行っており、トータルとしての成果は図表のとおりです。バンド別には、7MHzが一番多くて628QSO、次いで10MHzで226QSO、50MHzの199QSOなどとなっていて、3.5MHzから430MHzまで1,410QSOを行いました。
 一方、モード別では第1位SSBで760QSO、CWが603QSOなどとなっています。日付別では7日、8日分で885QSOと、全体の3分の2を占めています。

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KANHAM2005&JARL総会&ハムフェア
●KANHAM2005●
 第10回関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM)が去る5月21日(土)と22日(日)に池田市民文化会館をメイン会場として行われ、狭山クラブからも数局が参加しました。思い起こせばちょうど10年前、輝かしき第1回目のKANHAMが行われたのは、我が大阪狭山市で、できたてのSAYAKAホールが会場となって大いに賑わっていたものです。早いものであれからもう10年。昨年がJARL総会と同時開催であったため、今年のKANHAMは、やや小振り感がありましたが、本邦初の落語「アマチュア無線」やFOXハンティングの開催、記念局の運用、ジャンク市などがあって多くの人が集っていました。
●JARL通常総会●
 第47回JARL通常総会は、去る5月29日(日)に仙台市宮城野区の仙台サンプラザホールで開かれ、狭山クラブからはJA3UJR(中浴さん)、JA3KVM(安藤)の2局が参加しました。今年は「せんだい杜の都総会」と銘打って開かれたもので、少し遠方でしたが、両人はそれぞれ空路、海路で仙台入り。議事の合間には会場エントランス等で行われていた展示など見て回りました。来年度は、熊本市で開かれる予定です。
●ハムフェアへ行こう●
 アマチュア無線フェスティバル・ハムフェア2005は、来る8月20日(土)と21日(日)の両日、東京都江東区有明の東京ビッグサイト西2ホールで開かれます。
 今年のキャッチフレーズは、「不思議を楽しむアマチュア無線」。恒例のクラブ展示やジャンク市のほか、ビジネスコーナー、JAIAコーナーなどがあります。自作コーナーでは、SWR計、同軸コモンモードフィルター、HF帯ノイズブリッジの用意があります。また、特別記念局8J1Aの運用もあります。
 東京ビッグサイトへは、JR新橋駅からの、ゆりかもめが便利です。国際展示場正門下車、徒歩ですぐのところです。そのほか、JR大崎駅、大井町駅からの、りんかい線、国際展示場駅下車徒歩5分、JR浜松町駅から徒歩7分のところにある日の出桟橋からの水上バスも趣があって面白いものです。ただし、便数は少ない。有明客船ターミナル下船、徒歩すぐのところにビッグサイトがあります。

関ハム参加者の写真リンクはこちら


■非常通信の訓練を行います■
9月4日(日曜日)市立総合体育館前で大阪狭山アマチュア無線クラブ(JK3ZCR)と狭山クラブ(JR3YRL)では合同で、アマチュア局の非常通信訓練を行います。協力いただける方は9月4日、午後1時30分に総合体育館前にお集まりください。
 これは、大阪狭山市の危機管理のサポート検証のためで、各避難地区と基地局(体育館)との間で非常時に通信が可能かを実証実験するものです。大規模災害が発生すると電話回線が混雑して固定電話、携帯電話とも使用不可能な状態になることが予想され、住民と市災害対策本部との間の情報授受は途絶した状態に陥ってしまいます。このような非常災害時に、情報伝達手段の機能を発揮することができる、アマチュア局は社会に貢献することができるものです。
 当日は、基地局を総合体育館に置いた場合、できれば各避難所の校区とハンディ機で交信可能か検証を行うものです。
 これらを経て、大阪狭山市とZCR、YRLとの間で、災害時の協定書を締結する方向で検討しています。また、10月23日にさやか公園で行われる市の防災訓練には参加することになります。(問い合わせ:氏川さん)

■海外紀行シリーズ(佐納康治)
ニューカレドニアからバヌアツへ B
 衝突事故のせいでバスはしばらく停車したので、ヌーメア市内に着いたのはもう昼前だった。空港のバス停でバスを待ち始めたのが9時前だったから、空港から市内までの移動だけで3時間もかかってしまった。バヌアツ行きの飛行機は16:40発だから、午後3時ぐらいには空港に戻っていなければならない。今度は衝突事故は起こさないだろうから2時間で空港まで行けるとしても、午後1時には空港に向かわなければならない。市内を見る時間がほとんどなくなってしまった。
 市内をぐるっと見て回る。バヌアツから帰ってきたときの宿泊のことも考えて、丘の上のユースホステルに偵察に行く。値段だけでも確かめておきたかったからだ。でも、行ってみると、ユースホステルは、午後5時から7時の間だけしかレセプションを開けない。つまり、この時間帯に来なければ泊まれないようになっていた。これではダメだ。バヌアツから戻るのは明後日日曜日の夜で、多分、夜9時を回ってしまう。
 それで、市内の他のホテルを当たってみた。Hotel Le Paris は高そうなのでパス、Hotel La Perouse は1泊6700フラン、まあまあ。Hotel Caledonie はつぶれていた。Hotel San Francisco は1泊5000フラン。ここが一番安い。部屋はいつでも空いているので、予約しなくても良いとの事。
 腹も減ってきたが、食事をしていると飛行機に乗り遅れてしまうので、急いでバス停に向かう。時刻表では、13:18発車となっていたが、また15分ぐらい早発するかもしれないから、午後1時にはバス停に行った。バス停では、地元の人々がバスを待っていた。それからバスを待つが、待てど暮らせどバスは来ない。バスが来たのは1時半、それからお客を乗せて、出発したのは1:45になった。
 バスに乗り込んですぐ、ポツリポツリと雨が降り出した。雨はすぐに豪雨となる。スコールである。バスは雨の中を走り、山を越えて、午後2時半、パイタ村に到着。これなら何とかなりそうだ。ここで乗り換えだが、ここまで来れば空港までは半時間で行くから、接続さえすぐにあれば、3時には空港に着ける。
 バス停で乗り換えるバスを待っていると、同じバスでやって来た中年のおばさんが声をかけてきた。
「ちょっと、あんた、空港に行くんでしょう?私も空港まで行くから、バスが来たら教えてあげるわね」
一見親切なおばさんに見えたが、ちょっと言い方が馴れ馴れしいので、「ありがとう」とだけ言って、それ以上話をしなかった。
 しばらくすると、一台のタクシーが来た。さっきのおばさんは、それの運転手と話をしている。
「あれ、タクシーで行くのですか?」
と聞くと、さっきのおばさんは、
「ふん、あんたは絶対に乗せてやらないからね。勝手にバスで行って、飛行機に乗り遅れたらいい!チュ・エ・フー!(You are crazy と言う意味のフランス語)」
と言い、タクシーに乗りざまに、私のポケットに手を突っ込んできた。すぐに手を払いのける。ポケットからお金を抜き取って、タクシーで走り去るつもりだったようだ。危ない、危ない。
 バスは、なかなか来ない。ちょっと心配になりかけてきたとき、やっとバスが来た。午後3時出発。約半時間で空港着。何とか間に合った。
 ニューカレドニア航空のSB232便は、少し遅れて、午後5時出発。ボーイング737。乗り込んでみると、隣は日本人の夫婦であった。「日本人の方でしたか。よろしくお願いします」と挨拶したが、迷惑そうに、「ええ」と言われただけであった。
 バヌアツのポートビラまでは、50分のフライト。機内サービスも飲み物だけ。着陸直前、墜落するのではないかと思うほどのものすごい乱気流に巻き込まれた。機長は大したもので、猛烈に機体が乱高下していても平気で着陸。ほとんど神業だ。
 空港で、円からバツに両替。2万円換えると、18518バツだという。銀行の女性係員は、 「まず、1000バツ札10枚ね」 と言いながら、束ねた札を目の前に置き、続いて、一枚、二枚と数えながら、1000バツ札8枚を私の目の前に並べ、そのあと、500バツ札一枚と、コインで18バツを置いた。いつもなら、きちんと確認するのだが、後ろに人も並んでいたので、そのまま窓口を離れた。
 空港から市内までは、タクシーに乗った。実は、市内へ行くバスはあったのだが、何の情報も持たずに来たので、バスがあることを知らなかった。それで、タクシーに乗ったわけだが、運転手が市内まで1000バツと言うところを、値切りに値切って、500バツにした。タクシーに乗りながら、さっきもらった札を確認すると、束ねてあるのは、1000バツ札9枚しかないではないか!またやられた!どうも、私はいくら経っても過去の経験を全く生かせていない。いろんな国で、いつもだまされている。性懲りもなく、また、相手の術中にはめられてしまった。
 今日は、昼食抜きだったので、まず、市内のレストランで食事。中国人の経営する安食堂である。それでも、500バツもした。約550円。ここの国も、物価は高い。
 食事をしたついでに、この辺に適当なホテルがあるか聞いてみた。「すぐ近くのオリンピックホテルがいいよ」と言う事なので、出かけていったが、フロントで聞くと、1泊8100バツだという。約9000円である。全然安くない。出て行こうとすると、1泊6500バツまでなら負けるという。それで、2泊することにした。それでも約7000円だから、決して安くはないのであるが...。部屋もイマイチ。(つづく)

らぐちゅうーるーむ
 ◆JARL総会のため仙台駅に降り立つと、どこかで見た縦縞模様のハッピなどを着た阪神ファンが多く目につきました。この日は宮城球場で楽天との試合があったのです。球場はJARL総会の会場と同じ方向にあったので、行ってみようと思ったものの、「当日券は売り切れです」の張り紙がっ!残念!◆黒野さんの落語のDVDを借りました。結構長い時間、例の落語調(当たり前か)でしゃべってはります。それにしてもその暗記力というかバイタリティには脱帽!◆森会長のCMベースへ日本テレビの取材が来たそうです。なんでも青汁だけで生活している人の健康チェックのよう。放送は9月3日、午後10時からのヤクルト特番のようです。10チャンネルです。

■YRL/新ホームページ開始、クラブ報は廃刊へ■
田中さんにより、YRLの新しいホームページのが始まっています。URLは、http://www.geocities.jp/jn3jby/yrl/index.htmです。このクラブ報も近々、このホームページにシフトし、クラブ報自体を廃刊する方向で検討しています。昨今のICT時代に、いつまでもペーパーベースのクラブ報というのは即時性もないためです。ご意見をお聞かせください。

■差し上げます■ コンジットパイプ3m65cm×2本、PC−9821V200(ディスプレイ、プリンター、ラック付き)※問い合わせ等は、安藤あて

■退会■ 岩見英男さんは、本年度をもって退会されます。
郵便振替口座による会費振込【敬称略】大和武雄、佐納康治、古賀史朗、岩見英男

■新市情報■ 先日、避暑を兼ねて南信州・長野県下伊那郡上村へ行ってきました。ここには、しらびそ高原といって標高約1,900mのところまで車で登れます。さすがに盛夏でも20度前後の気温で、夜は15度ぐらいになって寒いぐらいの別天地です。この上村が、この10月に周辺の町村とともに飯田市に合併になります。まったくの新しい市ではないのであまり情報は出回っていないようですが、どちらかといえば谷間にあって移動ポイントが少なかった飯田市に、1,900mの移動ポイントが生まれます。高原のてっぺんには公営宿舎・ハイランドしらびそがあって、この利用も便利です

JR3YRL「狭山クラブ報」 第190号   2005.5.1   (編集:安藤雅巳)
発行:狭山クラブ(JARL25-1-14)